00分の訪問者

 

 

ちょうどだった、

 

ちょうど時計が12時をまわって

平成が終わり、令和になった瞬間のこと。

 

わたしの部屋に突然の訪問者が現れた。

 

ドアの外、すぐ近くから聞こえる声、

声の方向からし

たぶんこっちを向いてる。

 

いや、たぶんじゃない。

 

この部屋に向かって声を出してる ( ‼︎ )

 

令和になりたての静けさのなかで

少し太いしっかりとした声が

響き渡ってた

 

それはまるで

わたしのことを呼んでるみたいで

 

ちょっとドキドキしながら

わたしはドアを開けた。

 

「ニャァーーー。」

 

猫だ。

 

このまま部屋に入ってくるかと思うほど

開いたドアの隙間に顔をすりつけながら

白と黒の猫が部屋を覗いてきた

 

うをあぁぁxzp!!

本当に目の前に!いたのだね、君は!!

 

あまりに驚いて

無作為に近づいてしまったので

猫はとたんに距離をとって

そしてもう一度振り向いた

 

「にゃぁ〜」

 

なんだか

さっきよりかわいげのある声で

私に向かって短く鳴いた。

 

レイワ最初の挨拶は、

まさかの猫だった。

 

 

もう少し近づきたくて

ドアを大きく開けると

猫は俊敏な動きで

足早に雨の中に消えてった。

 

 

一体、なんだったのだろう…

 

なぜ、このタイミングなのだろう……

 

もう一度時計をみたけど

本当に、

12時00分を少しまわったくらいだった。

 

 

レイワの化身に呼ばれた気がした…。

 

思い出すだけで今もドキドキしてる。

 

 

 

研ぎすまされた、

削ぎ落とされた、

無駄な力みのない しなやかさで

精神の静けさを感じるような

 

そんな時代になる気がしてる。

 

雨ではじまったのも

きっと浄化なんだ☂️

 

 

 

あーーーーーー

もうほんと

元年いきなりびっくりしちゃった!!

 

ドキドキ……。

 

もうすぐ12時。

きょうもこないかな…。

 

にゃぁ〜🐱

 

 

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あ、これは化身でもなんでもなく

わたしの落書きから生み出された

ただの定期入れです。

 

うわあーーー。。。かわいいな。。。。

なんて可愛いんだおまえは。

 

ちなみにまんなかのモッフモフはお口です。

モッフモフのお口って

この世界初の観測じゃないのかしら。

 

むふふ…

かわいすぎて見とれちゃうので

もうそろそろ寝ることにします。

 

また明日〜ん⭐️